本店の玄関を入るとすぐ目に入ってくる彫刻が見事なオーク素材
のミラーバックサイドボード。
でも近づくと、葉で覆われて舌を出したり口を大きく開けた顔に
気づいてぎょっとしてしまいます。
これは「グリーンマン」と呼ばれる古くは中世ヨーロッパの教会
の壁や柱に彫刻されているモチーフで、キリスト教以前のケルト
神話などの森林、樹木への精霊信仰の名残と言われています。
英国ではこのグリーンマンが森を守っているという言い伝えが今も
根付いていて、お土産物屋などでもよく見かけることができ、
ローソク立てなど様々なインテリアに用いられ親しまれている
そうです。
グリーンマンがヨーロッパでは幸福のシンボルであることを知る
と、この家具の印象も随分変わってきますね。