早いものでもう6月。
今日はカラッと晴れていますが、もうすぐ梅雨がやってきますね。
先日、ウィリアム・モリスの壁紙で襖の張り替えをご依頼されたお客様がいらっしゃいました。
サンプルをお持ちして選んでいただいたあと、襖本体を表具店に持ち込み、張り替えをお願いしました。
都内にあるこの表具店のAさんは、縁なしの襖(太鼓張り)もできる数少ない職人さん。
Aさんは、お父様の代から表具店を営んでいるそうで
「小さい頃から手伝いをしていたから、職人歴は長いよ!」
と笑いながらお話ししてくださいましたが、いざ仕事が始まると、ぴりっとした緊張感に包まれます。
私も思わずその手元に釘付けに。
糊を襖の面につけていきます(襖面に糊をつけることを「向こう糊」というそうです)。
そのあと襖のフチまでしっかりと壁紙をはります。そして、不要な部分を切っていきます。
最後に道具をいろいろ見せてもらいました。
帰り際、「今後のなにかの参考になれば」と、昔使っていた襖紙の見本帳をいただきました。
昔のものなのに、どこかモダンな雰囲気ですね ↓
なんとこちらは、完成時をイメージしやすいように透明フィルムがついています! ↓
その翌日、完成した襖を早速お客様のご自宅にお持ちしました。
それがこちらです! ↓ ご覧ください、素敵ですよね。
できたてほやほやの襖はお部屋の雰囲気にしっくり溶け込み、お客様は
大変喜んでくださいました。
今回、Aさんのご好意で襖の張り替えの様子も見せてもらったことで
職人さんの仕事の一端にかかわれたような、そんなうれしい気持ちになって
お客様宅をあとにしました。
表参道店 南
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