1月の展示会の模様をお伝えするのに3月になってしまいました。
さて、どこからでしたっけ? そうそう、パリの続きでした。
写真はGRANGEというメーカーです。アートハウス21では18年ほど扱っている世界的に有名な総合家具メーカーです。世界的に有名なのに日本のインテリアコーディネーターはほとんどの人が知らないメーカーです。日本ではアートハウス21しか扱っていません。日本にナントカジャパンなんて入るメーカーじゃないとみなさん知らないんですね。モノの本質を見極める目を持ってないから、名前の知れてるメーカーしか知らないんだと思います。判断基準を自分で持ってないので名前に頼るしかないんですね。
ここではかなりの商品を仕入れました。どの商品にするか、数量をどうするか、色をどうするかと考えながらオーダーすると、すぐに数時間経ってしまい ます。このメーカーのリヨンのショールームはアートハウス21のショップのモデルになったお店です。当時(15年ほど前)はそのショップを見て衝撃が走り ました。時代は変わっても色褪せないスタイルは今も素晴らしいままです。東京の表参道の新店舗(まだこのブログでは紹介してませんでした!)ではもっと バージョンアップしたアートハウス21を見せることができると思います。
オーダーが終わり新たな取引先を探しながら、素敵なディスプレーを見ながら歩きまわります。毎年欠かさず来てはいますが、たくさんの発見があります。上の写真の一つ一つの商品はとびきりクオリティーがいいわけではありません。空間の埋め方、光の使い方が素晴らしい。雰囲気の出し方でこんなにもいい空間ができあがります。「木を見て森を見ず」の人にはできません。日本の住宅には上からぶら下がるものがほとんどありません。ダイニングテーブルの上は思いっきり照明を低く下ろしてきましょう。思っているより少し大きめがいいです。それだけで日本のインテリアは変わります。
残りの9枚の写真はその他いろいろなメーカーです。 ベルギーのインダストリアル系の照明はクラッシックな中に加えると何とも言えない雰囲気が出て、超カッコいい空間が出来ます。イタリアのレリーフは初めての取引先です。上からスポットを浴びると、陰影がいい感じ。
超フランスという雰囲気たっぷりの家具もアートハウス21では15年選手です。この赤いデスクは上質ですよ。木も、その塗装の仕上げも、真鍮の金物も、革も、超超一級品です。これも東京新店舗でお披露目します。新店舗の情報はまた後日いたします。
次のブログはフランスからイギリスに渡ります。